SAJ正指導員検定受験【ひねりの話】

Ski

 ターンポジションの話を書いてから少し時間が経ちましたが、「ずれ」にも「きれ」にも繋がる脚の「ひねり」ついて触れていきたいと思います。

ふたつのひねり

股関節の回旋
膝下の回旋

 左の写真は、分かり易くする為に股関節と膝関節が90度屈曲している状態で撮影しています。

 二つのひねり、「股関節の回旋」と「膝下(膝関節と足関節)の回旋」を表現しています。では、静的/動的特徴をみていきましょう。

静的(板の動き)特徴

股関節の回旋:板の迎え角「0」+エッジ角「増加」
膝下の回旋:板の迎え角「増加」+エッジ角は「0」

 となります。
注)股関節と膝関節が伸展された状態に近づくと、股関節を回旋(外脚内旋+内足外旋)させて板の迎え角を作ることが出来ます(「ずれ」のターン姿勢を作るときはこれを使う)。この状態では、股関節の回旋で板の迎え角も発生していますが、同時に足の縦アーチ(土踏まず)が減少して板の迎え角が吸収され、外足インエッジ圧と内足アウトエッジ圧を作るという動きを伴います。

動的(曲げ荷重した場合)特徴

股関節の回旋:板の迎え角「0」+エッジ角「不変~増加」
膝下の回旋:板の迎え角「不変~減少」+エッジ角「0*」

*:踵を押し出すことでエッジ角が発生していれば、「減少」となる。普通は、踵を押し出した結果、膝下の回旋が発生する事が多いので、体から板が離れてエッジ角が発生する。しかし、膝下の回旋だけではエッジ角は発生しない

 股関節の回旋状態で、曲げ荷重(加重)を行うと外足インエッジ/内足アウトエッジの圧は増加する。同時に外傾を強めることで「外足加重をより高め」「内傾角も増加」させる事ができる。

やりたいこと=股関節の回旋

 やりたい運動動作は、常に股関節の回旋です。しかし、踵を押し出して結果的に膝下の回旋を使っていて、そのポジションに慣れている事実があります。結局シーズン中に納得のいくレベルに仕上がりませんでした。

何が難しいのか

 「ずれ」を考えると「切り換えの直前から迎え角を作り始める人」と「切り換え直後から迎え角を作り始める人」がいると思います。このタイミングの違いはいいのですが、いずれにしても板を動かすという事実です。

 a)踵を押し出して膝下がひねられて、板のテールを動かす。
 b)股関節をひねって、板のテールとトップを動かす。

 この違いをしっかり把握して、ターンサイズと斜度の組み合わせで確実に「b)」にすることを目指しましたが、中斜面以上の小回りで特に詰め切れていません。

b)=ターンポジションで重心が必ず谷側に移動する。

 ターンポジションに正確に戻らないと股関節をひねって板を動かせない。小回りでは、股関節がひねられていれば、膝が左右に切り換えされているのが見える。

 脚を伸展して舵取りするとターンポジションに戻る時間を作れずに、重心が板より谷側へ移動しきれずに山側に残ってしまう。結果、重心の前(谷側)で脚を屈曲/伸展してしまい踵押し出しの悪循環から抜け出せずに滑り降りてしまう。

 来シーズンは、膝の返しとシルエットでしっかりみせられるように練習しようと思っております。Stretch Lab.二風庵でも、この手の話ができますので、興味のある方はご連絡ください。

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