昨シーズンは「横滑りの展開」を落として、不合格になりました。結構ショックで、今シーズンはお休みにしようかと思ったのですが、懲りずに今回も受験します。
卒業するために!
シーズンに入る前にいろいろ考えて、「ジャッジの嫌がる運動・操作を排除する」というコンセプトで今シーズンは望んでいます。
指導員検定は、準指も正指も「〇」をもらえるストライクゾーンは広いが、ジャッジが期待していない運動・操作が見えるとあっさり「×」になることがよく分かりました。
「うまいへた」ではなく、「SAJが求める運動と操作」が出来ているか出来ていないかが合否を分けます。加点対象は、あくまでも運動と操作が正しくて更に分かり易い演技に対してだと思います。
昨年度までは、「うまい滑り」を念頭に置いて「加点」を意識していましたが、今回は正しい運動と操作に集中して「×」をもらわない事を課題としています。
一発退場=「×」
一発退場は大袈裟ですが、「内倒」と「ローテーション」は絶対にジャッジに見せないと誓っています。
内倒とローテーションの完全排除
シンプルに操作と動作を2つに限定して、内倒とローテーションを撲滅したい!
◆スキーを動かす操作:股関節の内旋と外旋のみ
◆スキーに荷重する運動:脚の曲げ(曲げ荷重)
外脚に体重を預ける事が大前提なので、舵取り期間の荷重配分は必ず「外スキー>内スキー」です。また、舵取り期間中は外向をしっかり維持(外股関節は内旋し内股関節は外旋)して緩めてはいけません。舵取り中の板と腰の正対はローテーション疑惑を生みます。
常に外向姿勢を維持して「板と腰が正対する」のは、ポジショニング(切り換え)期間で外向を入れ換える(股関節の内旋と外旋を入れ換える)時に正対を通過するので、そこで見えるだけです。もちろんこの時に腰を回して板を動かしたり、内倒したりすれば退場させられます。
そして、内傾角は、あくまでも遠心力との釣り合いの結果生まれるもので自分で作りにいってはいけません。板の鉛直線上で脚の曲げ荷重で外力との釣り合いを取る中で、遠心力により自然に発生る内傾角で十分です。ターン内側に自ら倒れると単なる内倒の誘発になりかねません。
この話は指導員検定に限定した個人の考え方です!
ここでの話は、あくまでも指導員検定で「×」をもらわないためのもので、プライズ検定等では話は別になります。この操作と運動では、必ずターン前半はズレが入りますので「ピュアカービング」は出来ませんが、指導員検定では「×」の要素はありません。
検定種目、斜面、雪質に左右されずに上記の二つを実践するのは結構ハードル高いですが、練習中です。周りにいろいろ情報はありますが、ブレずに卒業を目指していきたいです。
コメント