SAJ正指導員検定受験【ターン構成ってなんだっけ】

Ski

 今シーズンは、いろんな事を考えながら練習しました。今まであまり意識を持っていなかったのですが、ターン構成について認識を改めてポジショニング修正してなんとか舵取りの質が良くなってきました。

ターン構成の図

 日本スキー教程のP212の図とよく似た図を作ってみました。みなさんもどこかで見た記憶のある一般的な図です。

 切り換えの前後を含めて「ポジショニングゾーン」と表現してみました。

 いままでは、ポジショニングをゾーンで捉えていませんでした。「切り換え終了=ポジショニング終了」といった意識です。

 これまでの感覚で言えば、「切り換え終了から」、外脚を伸展して内傾角を作りにいく意識もありました。

自分はいつから舵取りを始めているの?

 ポジショニングを完了して、舵取りに入っているのか?
 重心を内側に放り込んで、そのまま脚を伸展して舵取りしていないか?

SAJ流儀=舵取りは曲げ荷重(加重)が原則

 「ポジショニング=ほどよく股関節、膝関節、足関節が屈曲したターンを開始するための基本姿勢に戻ること or 戻すこと」です。「ずれ」も「きれ」もこの原則は変わりません。曲げ荷重(加重)は、股関節と膝関節を屈曲して舵取りを仕上げるために必要な動きです。

 そして、再び股関節と膝関節を伸展してポジショニングする(ターン姿勢に戻る)ことで、この動きが繰り返されます。

 「ずれ」と「きれ」は、ポジショニングゾーンで基本姿勢に戻る過程の「股関節伸展+膝関節伸展」と「股関節回旋(外股関節内旋+内股関節外旋)」のタイミングが異なります。

ポジショニングと舵取りを意識的に分ける

「ずれを求める」場合は、
  1)股関節の回旋を入れる前に股関節と膝関節の伸展を終わらせる。
  2)引き続き、高い姿勢から外股関節内旋と内股関節外旋する。
その結果、「迎え角(板のトップが少し内側に移動)」と「エッジ角」を伴ったターン姿勢から曲げ荷重で舵取りに入ります。

 緩中斜面でじっくりポジショニングを確認して「ずれを伴って」滑ろうとしても正確に動けない事に気が付く。特に外股関節の内旋ではなくて、ひざ下からの踵押し出しで板を動かす悪い形になる。その結果、

 ・外腰が軽くなる。
 ・曲げ荷重(加重)ができない(胸を外スキーに近づけられない)。
 ・外股関節の内旋を強められない。

 踵を押し出す感覚のある方は、もう一度「トップが内側に入っている」かどうか確認してみて下さい。テールだけが外に逃げていると外スキーと胸の距離が離れてエッジ角を作っている場合があるので、その場合は「曲げ」られなくなっているハズです。

 やりたい運動を明確にして、それが正確にできるかどうをしっかり確認しないといつまでも舵取りの質の改善にならないことがよく分かりました。

 散々「ずれ」を練習してから「きれ」を求めていきました。次は、「きれ」について書くことにします。

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