パワートレーニング中にBB不良と思われる症状が出たので、今回交換しました。BB交換自体は、そんなに難しくありませんが、特殊工具が必要です。
Z501はコッターレスクランク+カートリッジ式BBなので、上記のような2種類の専用工具が必要です。BBの部分は工具精度が大切なので、名のある自転車専用工具メーカーを選んだ方が無難だと思います。シマノの場合は、32mmレンチが必要なのでご注意下さい(トルクが必要なのでわざと大型レンチ設定になっていると思います)。
BBの脱着で唯一注意が必要なのは、「右側が逆ネジ」になってい事です(除くイタリアン規格車両、シェル幅が70mmなら逆ネジかどうか確認が必要です)。レンチの柄を前輪方向にセットすると、右も左も下方向に力を掛けると緩みます。
オリジナルBBはKENLI シェル幅68mm 軸長113mm 300gで、交換用BBは同サイズのシマノBB-UN55 305gです。軽量化したい場合は、TANGE Technoglid LN-7922 233g(110.5mm)を選択する事になります。
交換して踏んでみると明らかにリジット感が増して、滑らかに踏めます。本当にこの差を不良と言っていいのか問題ですが、明らかに異なります。
以前にFTP仮値を計算する方法を紹介しましたが、その中で最大脚出力を出す方法を説明しました。今回は、それを使ってBB交換前後で比較してみました。
交換前:260.3W
交換後:265.0W
今回ケイデンス50/60/70rpmでデータを取って、交換後の方が「1.8%」出力が上がりました。心拍数は数値が安定しているので3~5拍/分交換後が下がったと明確に言えます。脚出力はデータが結構ふらつきますが同等でした。
理屈的には、BBでのロスが減少すれば、心拍数は減るので結果としては正しいと言えます。数字的にどれくらいと言えるほどの精度は無いにしても、心拍数が少し下がるのでやはりBBでロスがあった言っていいと思います。
回転に違和感があれば、ペダル、BB、チェーン、ハブをしっかり確認して必要な整備をする必要がありますね。
祝:熊本県国道57号線全線開通!
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