実は、風張峠の帰りに極低速で落車しました。片側交互通行を抜けて、加速する前にN氏の左真後ろから右にポジションを変えようとして、気付いたらN氏の後輪に接触しそうになり「ごめん」と叫んで車体を起こしました。
重心だけ右に移動して、自転車は起きたのでその次の瞬間に前輪を足払いされた感覚で腰から地面に落ちました。
見える範囲では、右脚のお皿の真横が削られている程度で外傷はありません。右の大転子(大腿骨の上部で1番外に出っ張っている部分)の辺りから少し下に打撲による痛みがありました。
レーパンの下に擦過傷
大転子の少し下方に「みごとな擦過傷」が出来ていました。皮膚が骨とアスファルトに挟まれて挫滅してできたと思われる傷です。
レーパンは既に皮膚と癒着していたので、レーパンを脱いだ瞬間にバリっという感じで剥がれました。これは「下着に癒着して治りにくいやつだ!!」という絶望的な感想を持ちました。
ウェットドレッシング法を試そう!
20年以上前にトライアスロンのバイクパートに入って直ぐに大きな交差点をいいスピードで右折していたら、内側の選手が膨らんできて、私の前輪を蹴っ飛ばしました。大転倒で体中擦り傷でしたが、幸いバイクは大丈夫で完走しました。
この時以来の擦過傷です。
当時は、傷口を乾燥させるのが一般的で2週間程度は結構ひどい状態でした。まあ、場所もたくさんで、傷の深さもまちまちしたから対処にも苦慮した記憶があります。
最近は、この手の擦過傷では「ウェットドレッシング法(湿潤法)」といわれる乾燥させない対処法が一般的です。
傷口をフィルムで覆い患部を湿潤環境に置くことで「肉芽組織」の機能を最大化させるように環境を整えるのが目的です。消毒液は、肉芽組織の細胞も破壊してしまうので使用せずに水でしっかり傷口を洗ってドレッシング材を貼ります。
ハイドロコロイドドレッシング材とか、いろいろ種類があってドクターは、傷の深さ等を考慮して最適なドレッシング材を選ぶそうです。
我が家には、そんな専用のものはありません。使うのはサランラップです。尚、ドレッシング材の選択と実行は、自己責任でお願いしますね。
やっぱり直りが早い
◆2日後(7月26日)朝の状況:まだ湿っているのラップを継続
◆3日後(7月27日)朝の状況:しっかり膜があるので、ラップ終了
◆5日後(7月29日)朝の状況:かなり治癒が進んでいる感じ
現状かなりいい状態です。ラップしたのが7月24日20:00で、外したのが7月27日7:00なので2日+11hでトータル59hラップで保護したことになります。やはり、湿潤療法はうまくできれば直りが早いし、傷もきれいに治りそうです。
試す時には、くれぐれも自己責任でお願いします。
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