計画に無理がある
昨日(6月25日)N氏と松姫峠に出かけてきました。N氏は、出かけた事があり大丈夫だと言っていましたが、計画段階で無理があると思って、鶴峠を越えて国道139号線に出たところで松姫峠に上るかどうかは決めるつもりで出発しました。
地図は、N氏の走行ログを頂いて載せています。N氏の自宅は厚木市なので発着は私の自宅の伊勢原市ではありません。
◆距離:153.8km
◆獲得標高:2980m
結果から言えば、私はボロボロになりながら帰宅出来ました。しかし、大腿四頭筋、ハムストリングス、下腿三頭筋、前脛骨筋がつってしまい。動けなくなる事を5回繰り返しました。まさに苦行!!
松姫峠を前に撤退ではなく、、、
実は、鶴峠の手前で大腿四頭筋とハムストリングスは軽くつっている状態でだましながら進んでいる状況でした。
鶴峠から国道139号線へは直ぐに抜けられます。国道139号線に出て右に自販機を見つけたので、水の補給をしながら、松姫峠に登るかN氏と相談しておりました。自分の状態としては撤退が正しいと思ったのですが、、、
ダメなら戻るという事で松姫峠に向かいました。ここから450~500mくらい標高を稼ぎます。平均で8%勾配くらいです。ケイデンスを意識してなるべく回転を落とさないように登りますが、脚が怪しくなり工程の2/3程度で一度休憩を入れました。その後はきつかったですが、まあ、登れました。
松姫峠からが苦行のスタート
松姫峠に登りましたが、ここからひたすら下ります。ご存じの方も多いと思いますが、反対側へのゲートは閉じられていて車は下れません。そこを下るわけです。舗装路ですが、落ち葉や枝、小石が路面に散乱していてかなり神経をすり減らす下りです。
国道139号線に戻れば、結構な下りで道もいいのでスピードが出ます。多少の登りもありますが、基本は下りですから、N氏はアッという間に消えてしまいます。こちらも無理をしない程度と思いながら、追いかけている状況なので登りで少し踏めば意外にダメージが蓄積されます。
遅めの昼食を取った「吉田のうどん」屋に到着した時には、結構疲労が蓄積していました。
正直、帰れるかどうか不安でした。N氏には、「帰れそうにないけど、、、」と正直にギブアップ宣言をしておきました。「まあ、帰えらないと仕方ないからねっ!」という感じでニッコリ笑顔で励まされました。
◆苦行1:甲州街道(国道20号線)のゆるいアップダウン(N氏は快調に先行して消える)
◆苦行2:藤野越え
◆苦行3:牧馬峠越え&道志街道への登り返し
◆苦行4:鳥屋峠
大腿四頭筋とハムストリングスが同時につると膝は全く曲がりませんし伸ばせません。それを片脚づつ曲げていきます。大体は、右か左が曲がってくれますが、反対側はびくともしません。ここから脚を引きずりながら歩いて筋肉を無理やりに動かしていきます。
普通に歩けるようになったら再スタートです。牧馬峠の12%勾配では、両太ももに加えて両方の下腿三頭筋もつってしまい途方にくれました。もちろん下腿三頭筋をとにかく動かして、次は、、、と苦行は続くのでした。
結局は、藤野越えの手前と藤野越え、牧馬峠で2回、道志街道への登り返し、鳥屋の登りの合計5回自転車を押しました。
本当に自宅に帰れてよかったです。たまにはこんな苦行も必要でしょうが、次回は少し計画段階で慎重になりたいと思います。でも、充実した1日でした。N氏に感謝!
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