KickrCOREグオン-グオン音【ベアリング交換で解決!】

Bicycle

12月13日突然異音発生

 いつも通りにVO2Maxトレーニングをやっていて最後の2-4minインターバルを終了する間際に突然「ガー」という音がしたと思ったら「グワン、グワン」と唸り始めました。漕ぐのをやめて、フライホイールの空転状態(コースティング)にしても「グワン、グワン」が消えません。

 ちなみに購入したのは、2019年9月なので2年以上経過しています。音は徐々に大きくなっていたと思いますが、今回のような異音はありませんでした。

有名なキーピン問題ではない

駆動プーリー本体
コッタレスクランク抜きで

 踏み込んでいる駆動時に発生する異音は、プーリーのキーピン由来が有名です。コースティングでも発生しているので違うと思いながら駆動プーリーを脱着して組みなおしましたが、変化なしでした。

 KickrとKickrCOREはどうも部品を変えているようで、「キーピンを押さえるイモネジ」がありました。また、プーリーは簡単に手では引き抜けません。でも、コッタレスクランク抜きが使える構造になっていて工具を使えば簡単に抜けました。キーピンの写真は撮り忘れましたが、位置も問題ありませんでした。

ベルトテンショナープーリーのブラケットが、、、

 ベルトテンショナープーリーブラケットの角溝の内寸が今一つでスムーズにテンションが調整できないので、平やすりで整えました。

 どうも部品によって精度管理に強弱があるようです。メンテナンスするときに確認して動きが悪い場合は、調整しておくといいと思います。

ベアリングの交換

 さて、一度駆動プーリー等を分解して再度組みなおして状況が変わらないのでベアリングを交換します。ベアリングは、シールドベアリング6003です。

6003寸法:外寸35mm、内寸17mm、厚さ10mm

 モノタロウさんで入手しました。なんと朝一で注文したら翌日の夕方に手元に届きました。シールド部分が、「金属」or「樹脂」は特に気にしないで樹脂製のものを購入しました。

大問題のシャフト固着

ハンマー
シャフトのさび

 本来は、手でフライホイールを抜くことができる設計です。が、固着して全く動きません。

 ちなみに、フライホイールを抜くためにKickrCORE自体は、横に向けて作業を行います。

 KickrCOREは前後に足があるのですが、長さが違うので、横に向けた時に高さ調整も必要です。なので、高さ調整の木とオートバイ用のジャッキとを組み合わせて3点支持で対応しました。

 さあ、作業です。

1)木片を挟んで小型ハンマー:ダメ
2)木片を挟んで中型ハンマー:ダメ
3)金属板を挟んで中型ハンマー:OK

 かなり手こずりましたが、抜けてくれて助かりました。ベアリング側もシャフト側も錆びていました。特にドライブ側がひどかったです。汗が飛び散ってしまったのでしょうか?

 フライホイールが抜ければ、ベアリングプーラーを使って両側のベアリングを抜けばいいだけです。フライホイール側が、「プーラーの脚が掛かるスペースが少ない」のと「センサーがある」ので注意が必要ですね。

ドライブ側
フライホイール側

 ベアリングの打ち込み

ドライブ側
フライホイール側

 冷凍庫で十分に冷やしておいたからか、手で半分くらいはスムースに押し込めました。後は、焦らず軽く小型ハンマーで均等に叩きながら入れました。

 圧入の位置は、オリジナルが縁と同じ高さだったので同じにしました。高さ調整が不要なので簡単にできます。

グリス塗布

磨き終了

 シャフトの錆を400番の耐水ペーパーで磨いて除去し、中目のコンパウンドしっかり磨いて一度脱脂しました。その後に「シャフト」「ベアリング内面」「カラー内外面」に錆防止の目的でシリコングリスを薄く塗りこんで組みました。

 ちなみにカラーはベアリングとベアリングの間に入っているものなので、2つ目のベアリングを圧入する前に入れ忘れないように注意が必要ですよ。

復活!ベアリングは定期交換すべし!

 当然ですが、非常に静かになりました。

 今回のことから、ベアリングは定期交換部品と考えた方がいいと思います。ベアリングプーラーを持っていないと出来ないので、そこが問題ですね。

 仲間で誰かが持っていれば問題ないので、クラブとかで買っておくといいかもしれません。5000円~10000円くらいで見つかると思います。いろいろ種類があるので、買うときは注意してください。

コノハが安くなっていますね!

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