スローライフの冬支度【薪ストーブの煙突掃除】

Slowlife

薪ストーブの季節が来る前に

 昨日(10月29日)午前中に薪ストーブの煙突と本体の掃除を行いました。我が家の煙突は下から上の室外まで断熱二重煙突です。煙突内で煙が冷えてタールになる事は少ないのですが、昔は毎年業者さんにお願いしていました。近年は自分でやる年を増やしています。自分一人でやって大体3時間くらいで終わります。

室内から煙突掃除

 屋根に上って上から煙突掃除するのは、少々危ないので室内から煙突掃除を行います。自分が使っている延長棒では、3.6mが限界なので身長と腕の長さを足して床面から5.5mくらいまでしか掃除できません。我が家の場合は、屋根から上の部分のすすが払えない感じですかね。

 ①煙突の下部を取り外します(取り外した部分はガレージで掃除します)。
 ②大きめのビニール袋を養生テープで半分ほど仮止めし、ブラシを煙突に入れます。
 ③ビニール袋の側面に小さな穴をあけて、延長棒を差し込んでブラシに繋ぎます。
 ④ビニール袋の全周をしっかり煙突に取り付けます。
 ⑤ブラシを上下に動かして掃除しながら延長棒を継ぎ足していきます。

煙突掃除完了直後の様子

 煙突のすす払い自体は簡単ですが、そのための準備が少し手間ですかね。トップの部分は出来ないので、数年に一度は業者さんに掃除をお願いしたり、雨どいの掃除の際に煙突の点検を行ったりしています。

スチールブラシがお勧め

スチールブラシ

 初めて自分で煙突掃除をした時には、貸していただいたナイロン製のブラシを使ったのですが、ブラシの一本一本が太く硬いので煙突の中で動かすのに力が必要でした。煙突の途中で「ブラシが引っかかって取れなくなったらどうしよう」と不安になりました。その時は結局、取り外した下部の煙突と薪ストーブ本体の掃除をして終わりにしました。

 その後に「ホンマ製作所さん」のスチールブラシを購入して使っています。細めのスチール製ブラシでいい仕事をしてくれます。延長棒4本繋いで使用しても不安なく掃除ができます。ちなみに延長棒も「ホンマ製作所さん」のものを使っています。値段もとてもリーズナブルです。

薪ストーブ本体の掃除

内部の部品を全て外したストーブ

 内部の灰も取り除きますが、煙突との接合部前室の内壁についた煤を落とすと小さな薄い板状の破片(スラッジ?)が落下するのでこれもしっかり取り除いておきます。掃除していると奥の狭い空間にも灰やスラッジが落ちるので、使い古した竹製のスプーンですくっていきます。

ポリッシュ終了

 本体のトップ部分は、色が褪せて白っぽくなるので「ストーブポリッシュ」で元通りの黒にお化粧直しします。ストーブポリッシュは、黒い絵の具のようなもので、それを直接ストーブに出して新聞紙などで塗り広げていきます。少し時間をおいて、硬く絞った捨てていい雑巾で拭きあげる感じです。

 ガラスは、ストーブポリッシュと同じメーカーのガラスクリーナーを使っています。国内のクリーム状のクレンザーとか試しましたが、アメリカ製のクリーナーが強力で気に入っています。

ストーブポリッシュ:RUTLAND Products, “William’s STOVE POLISH”
ガラスクリーナー:RUTLAND Products, “Stove, Grill & Hearth Conditioning Glass Cleaner”

安全第一で

 煙突の種類や形状で煙突内部の状態は、かなり違うようです。煙が煙突内で冷えてしまう場合は、煙が液化してタールになるのでこの場合は掃除が大変だと聞きます。

 我が家は、断熱二重煙突で垂直部しかないのでトラブルが最も少ない煙突構成だと思っています。薪ストーブや煙突のメンテナンスは専門家のアドバイスを受けながら安全に行ってください。

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