天然素材にこだわっている訳ではありませんが、ハンドクリームを手作りしています。たまたま、かみさんが化粧品用の「蜜蝋」を持っていたのが始まりでした。マッサージ用のキャリアオイルと蜜蝋を溶かせば、簡単にハンドクリームが出来ます。
私が使っているキャリアオイルは、マカダミアナッツオイルです。人の肌に存在して加齢と共に減少するパルミトレイン酸が、20%以上含まれていて、「浸透性がとても高く使用感が良い」「酸化しにくく保存も出来る」ので愛用しています。
蜜蝋は、化粧品グレードの直接肌に使用できるものを使いましょう。オイルは、普段使っているものでいいと思います。
作り方はいたって簡単です。通常は湯煎して蜜蝋を溶かしますが、小さなガラス瓶があれば、電子レンジで過熱して溶かせます。30秒づつ状況を見ながら溶かしましょう。湯煎なら100℃以上に温度は上昇しませんが、電子レンジでは温度そのものは管理できません。
天然素材を使うので、なるべく低い温度で溶かして成分にダメージを与えないようにする必要があると思います。
材料の割合:蜜蝋1:オイル3~4
を目安にして、調整するといいです。作ってみて硬ければ、オイルを追加してまた溶かせばそれでOKです。逆もまた然り!
今回は、電子レンジで30秒×3回で上の左の様になりました。ガラスは人の手で十分触れられる温度で溶けるので、温度の上げすぎにはくれぐれも注意下さい。
ガラス瓶に触れる温度が目安です。確認しながら進めて下さい。蜜蝋がオイルに溶ければ、電子レンジから出して、冷やしながら混ぜてクリーム状になれば完成です。
小さな容器に水を張って、その中に瓶を入れて棒でかき混ぜながら冷やした方がいいと思います。空気中でもいいですが、時間が掛かります。
あると便利な道具は、
・混ぜる時に使う棒:焼き鳥の櫛の持つ側を少し削って薄くしたもの(尖った部分はカット)
・出来上がったクリームを入れる容器:使い切ったハンドクリームの容器
・瓶を冷やす器:水が入れば、なんでもOK
混ぜ棒なんかは、割りばしを削って作れるし、あるものを事前に出しておく程度でOKです。
混ぜながら冷やして固めるとうまくクリーム状になりますが、小さな塊が中に残りやすいです。使用時に手ですり込めますが、容器に移す前にしっかり混ぜて塊を棒でつぶしておくと後で気になりません。
私はまだやっていませんが、アロマオイル等で、香りをつけるのもいいかと思います。
コロナ禍で時間がある方は、少し手間を掛けてハンドクリームを作ってみてはいかがでしょうか?
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