自転車整備録【EizerZ501カーボンフォーク化】

Bicycle
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WahooのKICKER CORE用にミニベロEizer Z501を使っています。

初期状態のEizerZ501

 「自分以外でもいろいろな人が、スマートトレーナーが使えるようにしたかった。」と言うのが導入動機です。

いろいろ調査して、カタログで対応身長155-180cm、見た目もスマートだったのでZ501にしました。

 気になっていたのは、前後ディスクブレーキです。自分は、ディスクブレーキである必要はないし、精度問題があればまともに調整でないのでトラブルの元です。事実、フロントディスクの引きずりや調整不良指摘はネット上にありました。

 まあ、最悪公道で乗らないからいいと割り切って2019年10月に導入しました。

結果は!!!

 リアはOKでしたが、フロントの引きずりは解消できませんでした。外れだったという事で、そのままKICKER専用でガレージで使っていました(新品を3万円以下で落札/送料入れても3万円+αの出費)。

 ところが、ある日、オークションで現行シマノのブレーキアーチ寸法(これ重要!)で使用可能なミニベロ用カーボンフォークを発見!

 1万円以下の価格の中華製より少し高いが、十分リーズナブルな価格設定に送料無料です。装着写真を返送すれば2000円キャッシュバックという特典もあり、ポッチっと落札してしまいました。

 裏の事情としては、20インチ(451)が組めるフロントハブ+フロントスポーク、前後キャリパーブレーキ+オフセットブレーキシュー1セットは在庫しており、リアハブとリヤスポークとリム前後を導入すれば、フロントカーボン化とキャリパーブレーキ化が実現します。

自転車は、1/1のプラモデルだ!っと宣言しているので、もう、ビルダー欲が止まりません!

これって、無駄遣いですよね?そうです!
でも、止められませんでした。

 スポークは、フロント(24H)2クロスのイタリアン、リア(32H)2クロス+3クロスのイタリアンで組みました。最近フロントはラジアル組みが多いと思いますが、以前使ってみて好きになれず、フロントもイタリアン(タンジェント組み)にしています。

いや~、手組のホイール使っている人は一部のマニアだけですかね?!

 リアブレーキキャリパーの取り付け部は、φ6mm貫通穴なので、片側はφ8mmに加工する必要があります。また、取り付けには片面が円柱面に合う特殊なアルミワッシャーが必要です。

特殊ワッシャー

<参考>特殊アルミワッシャー

  • アルフォンゲ[ALHONGA]
  • HJ-58A/W301A キャリパーブレーキ用スペーサー 平型/凹型 各2個セット

「サイクルベースあさひ」さんで購入出来ました。最悪は作ることを考えていたので助かりました(上記写真もお借りしました)。

 オフセットブレーキシューでリヤキャリパー上付けでいけると判断して加工したのですが、結局ダメで、リアキャリパーは下付けになりました。

それはどうゆう状態かというと、取り付け穴を両方φ8mmに加工してしまったという事です。かなりまずい状態です!

 キャリパー軸はφ6mmなので、そのままだとガタが大きくてまともにブレーキが作動しません。なので、キャリパー固定用のφ8mm特殊ナットで固定部を貫通させて取り付ける必要があります。

 本件は、可能性として考慮していたので、特殊アルミワッシャーをφ8mm加工して、さらにM6ワッシャーをφ8mm加工して無事対応できました。

 フロントフォークの交換ですが、問題になるのは下側の玉押し(クラウンレース)の取り外しとカーボンフォークへの装着し直しだと思います。

 ここは、いろいろなブログで詳しく解説されていますね。専用工具があればいいのでしょうが、取り外しはカッターナイフの刃で慎重に隙間を広げるつもりでやる例が多いと思います。

 私は、ステッカー剥がしを使ってゆっくり全周回しながらやっています。意外に刃の部分が弱いので、まっすぐに力が入っていないと刃がゆがみます。刃がゆがまない程度の力が、いいみたいで適度な力で根気よくゆっくりと1-2周やると大抵外れます。

装着の方は、慎重に入れていくことでほぼ大丈夫です(これまでは!!)。

ホイールを組んで、リヤキャリパーブレーキをインストールして、フロントフォークを組みかえれば、終了です。

ガレージドアの前

 ブルフォーンバーや9S化等しておりますが、SPD/フラット(VP-X93)ペダルとボトルゲージ込みで8.92kgに仕上がっていました。カタログ9.9kgはペダルレスでしょから、ペダルを除くと8.5kgくらいなので、トータル1.4kgの軽量化です。

ペダル込みで体重測定

 オリジナルで公道を乗っていないので比較はできませんが、もともと出足の軽いミニベロの特性が際立っている様に感じます。

フォークではなく、ハンドルポスト部の剛性低下が原因で、意図的に腕で自転車を左右に振ると力が逃げる感じがあります。

フルカーボンフォークなので、ここは承知の上で使う必要があります。ダンシングは、車体を腕で振るのではなく、荷重移動で結果的に車体が振れるスタイルでいけば、問題ないと思います。

まあ、このミニベロでそんなシーンを作る人はいないと思いますので、ネガティブな部分は無いと思います。

ブレーキキャリパー

 ブレーキキャリパーは、骨董品のRX100ですが、ブレーキの効きはいいですね。フロントオフセット無しで、トーイン調整式のアルテグラブレーキシューケース+R55C4というのが、大きな要因と思われます。

主要変更部品リスト

  • リム:Alexrims R390 24H/32H
  • フロントハブ:旧アルテグラ24H
  • リヤハブ:旧ディオーレ32H(8-10S)
  • スポーク:#15
  • ニップル:アルミ#15
  • ブレーキキャリパー:シマノRX100(骨董品です)
  • ブレーキシュー:R55C4
  • オフセットブレーキシューケース:BOMA(FLEETバイク&トライアスロン)
  • ブルホーンバー:410mm クランプ25.4mm/バー22.2mm(lug store)
  • ブレーキレバー:PROMAX 159A ケーブル内装タイプ
  • ペダル:SPD/フラット VP-X93

掘り出し物があるかも?!

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