自転車整備録【自作WahooKICKER用前輪台が疲労破壊】

Bicycle
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 半年ほど使用したWahooKICKER用の自作前輪台が壊れました。下の写真は、前輪台の全体写真です。WahooKICKERは、リアの高さが700Cで設定されているようで、ミニベロ(28-451)で使うときには前輪の高さを約70mm上げないと前下がりになります。そこで自作の前輪台を使っていました。

  参考 床面からのリアハブ軸中心までの距離

  • WahooKICKER:335mm
  • 700C(23-622):338mm
  • 20インチ(28-451):266mm
WahooKICKER用前輪台
ボードが割れました

 右の写真は、壊れたMDF(Medium Density Fiberboard:中密度繊維板)と呼ばれるボードです。この上にタイヤが乗っていました。

 このボードが、疲労破壊を起こすとは思っていませんでしたが、構造的には当然ボード中央に応力が集中します。応急措置として下の板と入れ替えたので、普通に使用できる状態に戻りましたが、いずれ壊れるので対策が必要です。

 うまく厚みを調整して硬質ウレタンとかを上下のボードの間に入れようと思っています。

 このボード(MFD)は、加工しやすいので工作用にはいい素材です。特に厚みが均一で、今回のように木の板に溝を切ってはめ込むとそれだけで固定できます。

 今回のMDFは4mm厚のもので、マキタの電子トリマーに4mmの刃を付けて両サイドの板に上下2本の溝を付けて組み立てました。組み上げた時には強度的には問題ないと思っていました。

 が、今回の件で耐久的には問題ありでした。トレーニング記録によれば、2020年1月から6月でWahooKICKERでトレーニングした回数は、59回で時間にすれば約79時間です。

 高さ調整するような台は、木材、MDF、電子トリマーで、すごく簡単に作れます。しかし、使用状況によっては耐久性を上げる工夫が必要となりそうです。DIY派の方に参考になれば幸いです。

掘り出し物があるかも?!

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